2013年01月20日
カミングアウト・・
実は・・・
ここだけの話ですが・・・
有田町にある、明太子やさんのポスター・・
毎日のように、前を通るのですが、
通る度、
ひっかかるものがあります。
言おうか、
言うまいか・・・・・
ずっと、悩んでおりました・・・・
わたしの中の問題です。
実は・・・
明太子が、のっている器が、わたしの中で問題になってるのです。
これ・・
この器は、
実は、うち・貞泉窯の器です。
この絵付けは、わたしが、したものです。
なにが、ひっかかるのかと言うと・・・
赤絵の絵付け。
なんでも絵付けは、技術がいり、そう簡単には出来ないものです。
特に、この西洋絵具の赤は、難しい。
この器の、染付のダミも難しく、
型付けダミ と言って、
八の字を描くように、筆を持っていって、
わざと、筆後を付けていくダミの技法。
これも、なかなか難しいのですが、
上絵の絵具は、何種類もあり、
癖がそれぞれあって、
絵具の癖を理解し、また、綺麗に塗っていくようになるまで、
そう短期間では、いかないものです。
そんな中、
経費削減と、
前までは、プロの赤絵やさんに頼んでいた仕事を
素人のわたしが担当することになり、
この、明太子が盛ってある器の赤の絵付けは、
まだ、上手じゃない頃のものなんです。
このポスターを見る度・・
今なら、もう少し、上手に赤ダミが出来るのに・・・と
毎回、思ってしまうのです。
最近、
私が、赤ダミをしたのは、この蓋物・・

もちろん、プロの方から見たら、
まだまだかも、しれませんが、
ここまで、赤絵のダミが出来るようになりました。

昔からある、
貞泉窯の人気商品・・
草花紋の湯飲み

今回、頂いた注文の数の半分くらい
数年前の在庫があったんで、
足らない分は、新たに作りました。
今度は、
注目してほしいのは、染付のダミの方・・・
在庫のほうのダミ

新たにしたダミ

どちらも、わたしがしたダミです。
何が違うか分かりますよね・・・
もちろん、これもプロの方から見たら、
まだまだでしょう・・・
でも・・
こうして見たら、確かに上達はしている。
この歳で、
覚えるよりも忘れる方が多くなってきているのに、
こんなわたしでも、
毎日毎日、
仕事をしていると、
知らぬ間に、少しずつですが、
上達しているんですね。
上絵も、今回は、全部しました。

これが、
焼くと、こうなります。

明太子やさんのポスター、
もし、前を通った時があれば、
微笑ましく見てやってください。
明太子やさん、
あれはあれで、心を込めて
一生懸命 ダミをしてんですよ。
今度は、もう少し、上手にダミが出来ると思います・・(多分)
また、注文してくださいね。
カミングアウト でした・・
Posted by 一方美人 at 13:03 | Comments(0)